スキンシップの魔法
先週の土曜日、企画から2年越しの講演会「スキンシップの魔法」を無事に終えました。
講演会に参加してくださった方が、小さい子のお母さんや保育園の先生、学校の先生が多かったこともあり、乳幼児期の赤ちゃんと肌の触れ合いの関係を「オキシトシン」というキーワードとともにお話ししていただきました。
もしも、赤ちゃんの時期に触れあうことを意識してなかったとしても、
スキンシップ において遅きに失することはないという心強い言葉もいただきました。
年齢や状況に応じた触れあいの仕方はあるけれど、
人はいくつになっても触れあいを求めています。
個人的に印象に残っているのは
「心の感じていることをきちんと感じ取れる体」という言葉でした。
先生が言う体というのは、頑丈なとか健康なという意味ではなくて
肌をはじめ五感がキャッチする様々な感覚、
それに伴う心地よさ、愛着、好ましくない、苦しいなどの思いを感じ取れる体のこと。
美しい心、強い心、真っ直ぐな心、
人の価値は心にあると思いがちですし、実際そうだと思います。
でも、自分の心をしっかり感じ取れる体があってこそ
自分のいる場所を確認できます。
ごまかしたり、自分に嘘をついたり、諦めたり、
そういうことをしていると体の感覚と心の感覚にギャップができてしまうことってあります。
そして、いつの間にか自分の声が聞こえにくくなってしまうこともあります。
講演の最後には
ゆっくりと呼吸をしながら自分のからだに触れるというワークショップを行いました。
自分の手の感触、触れられている肌からの感触、温度、
一呼吸ごとに落ち着いていくのがわかりました。
1日の中で数分でも、自分の内側に意識を向ける時間が持てるといいなと思いました。
先生の著書は専門的なものもから読みやすいものまでたくさんあるので、チェックしてみてください。
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